これから真剣に税理士を探そうと、お考えの方の参考になるように、選び方と探し方、オマケに不満についてもまとめてみました。

■どのような税理士をお探しですか

１．まず初めに、お客様がどのような税理士を理想として、どのような形態での関与の仕方を望むのかを考えて下さい。


２．理想とする税理士（事務所）のイメージで、重要視するのは何でしょうか？


① 実務経験が豊富なベテランの存在

② 実務経験よりもフットワークの軽い若手の存在

③ 自分と年齢が近くて、気兼ねすることのない相談のしやすさ

④ 多数の税理士を抱える大きな事務所で、何よりまず安心感

⑤ 担当者が事務員ではなく、税理士の資格者が自社を担当してくれるか

⑥ ある程度の知識はあるので毎月の訪問は必要ないが、顧問契約を結んでくれるか

⑦ 会計・税務の話以外であっても、とにかく何の相談にでも乗ってくれるか

⑧ 同業他所よりも、報酬額の支払いが安ければ助かるが　　　　　　　

等々　


３．上記２で掲げたもののうち、重要視する事項と、妥協できる事項を選んでください。


４．上記３で重要視する事項を全て満たした中から、報酬金額、人柄、事務所の方針などを考慮して、ご相談されてください。


５．言い訳するようで恐縮ですが、私どもの立場からすると、全ての条件を兼ね備えたスーパー税理士事務所は、なかなか存在しません。事務所としての経営的な採算と、頂く報酬金額に応じてサービスの提供を行っている場合が多いと思います。


６．よって、すでに依頼されている税理士事務所に対して、顧問料と提供される業務とのバランスが取れていないと感じたり、ご自身が最も重要視する点を満たしていない等のご不満がある場合には、新たに税理士事務所を検討してみるのもひとつの選択かと思います。

７．なお、色々と検討した結果、現在依頼をしている税理士が、やはり自社にとって一番の選択である場合も多いと考えます。

■サラリーマンですが、どうやって税理士を探せば良いですか？

会社にお勤めのサラリーマンの方やご家庭の主婦の方達にとって、私ども税理士は身近な存在ではありません。それでも、予定外の税金問題や不動産売却、また、相続発生などで税理士の助言が必要となる場合があります。では、どのようにすれば信頼できる税理士を探す事ができるのか？